2017.8.17
 

IBM i 7.3 Netserverファイル共有機能を利用した操作でエラー(IBM iの各SMBバージョンへの対応について)

Question

社内でIBM i 7.3のIFS領域を共有フォルダ化してソフトウェアのインストールを試みましたが一部のオブジェクトが作成されないエラーが発生しています。

Answer

ファイル共有に利用されるマイクロソフトのファイル共有プロトコルSMBについて、IBM i 7.3では新たにSMB2が利用できるようになり、デフォルト値もSMB1からSMB2へと仕様変更が行われました。これによりセキュリティレベルや共有速度が向上されましたが、SMB1使用サーバを対象に作成されたインストーラが正常実行できないなど、一部でエラーが発生し影響が出ています。IBM i上でSMB1利用する設定に戻すには、

CALL QZLSMAINT PARM('40' '1' '0x80') (※1)

を実行します。
SMB1はその脆弱性から各方面でSMB2以上への対応や設定変更の動きがあります。Windows10においてもSMB1プロトコルのデフォルトを有効から無効に変更される予定(2017秋のCreaters Update内)があり、IBM i 7.3 NetServerのデフォルト値をSMB1に戻すかSMB2を維持するかについては一定の考慮の必要があると考えられます。

2017年7月現在、IBM i は最新の7.3を含めた全OSバージョンでSMB3には未対応です。IBM i 7.2では個別PTFの適用によりSMB2への対応が可能になりました。IBM i 7.1 以下のバージョンはSMB1のみの提供となっております(※2)。

※1
ネットサーバ機能を再起動する必要があります。詳細な説明や手順はIBMのTechnoteをご確認ください。
詳しくはこちら

※2
以下のURLにSMBバージョンとIBM i OSバージョンの説明があります。
詳しくはこちら

参考資料:Knowledge Center IBM i 7.3 プログラム資料説明書
P26(ファイル内ページ番号20)「IBM i NetServer 共有プリンターに関する変更点」
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参考記事:e-bellnet製品情報カテゴリ記事「WindowsエクスプローラによるIBM i 7.3へのDoS攻撃」
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