2015.04.23
Timothy Prickett Morgan著

種々のPower Systemsの終了と新I/Oの発表

Power Systemsに大きな変化は有りませんが、IBMは古いシステムの終了を含め、Power8の時代へ移行しつつあることを具現して、いくつかの変更を発表しました。続いて、Power Systemsラインのネットワーク機構と仮想化機構の小規模なアップグレード及びWebSphereソフトウエアの重要部分の終了を発表しており、この終了はIBM iのショップに影響を及ばす可能性が有ります。

Power Systemsラインのマイナーチェンジに関する詳細は発表レター(announcement letter 115-043)をご覧ください。IBMは約束していたとおりPower Systemsの全ラインにSingle-Root I/O Virtualization (SR-IOV)のサポートを実行します。SR-IOVは2014年4月IBM i 7.1 TR8で導入されました。この機能によってEthernet アダプターがVirtual I/O Serverによる仮想化の必要なく論理区画で共有されます。SR-IOVはVIOSが同時に使われるときパフォーマンスと制御が一層優れるとIBMは説明しています。しかしながら、SR-IOVは論理区画が初めてPowerプラットフォームに導入されたときのOS/400の一部であったIntegrated Virtual Ethernet (IVE)のコンセプトに類似しているとIBMは付け加えています。

SR-IOVはENOJフィーチャーとENOL Ethernetアダプターカード上でサポートされています。この4ポートカードは10 Gb/秒で作動し、使用されているRJ45とSFP+ケーブルで互いに異なっています。これらのカードはPower7+プロセッサーをベースにしたPower 770+とPower 780+で使用できます。いま、これらのカードとSR-IOV機能がPower8プロセッサーを使っているPower E870とPower E880上で使用できます。SR-IOVによって帯域幅をVIOS無しに論理区画に向けて切り分けることが可能になります。しかしながら、SR-IOVによって仮想化されていたネットワークカードを越えてパーティションのマイグレーションはできません。Ethernetカードを切り分けるためにはVIOSが必要です。留意して欲しいことは、IBM iの最新リリースはVIOSあるいはSR-IOVを必要とします。このPower E870とPower E880上のSR-IOVのサポートは以下で可能です。

  • IBM i 7.1 TR9 あるいはそれ以降
  • IBM i 7.2 TR1あるいはそれ以降
  • AIX 6.1 TL9 SP4及びAPAR IV63331あるいはそれ以降
  • AIX 7.1 TL3 SP4及びAPAR IV63332 あるいはそれ以降
  • Red Hat Enterprise Linux 6.5あるいはそれ以降
  • Red Hat Enterprise Linux 7あるいはそれ以降
  • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3あるいはそれ以降

これらはPCI-Express 2.0カードで、Ethernetの仮想化アプローチをサポートするPCI-Express 3.0リンクによるSR-IOVアダプターはIBMの発表時点ではまだ出荷されていません。さらにSR-IOV機能はIBMによって構築され設定されるときには作動せず顧客は自身で行うかビジネスパートナーに依頼しなければなりません。

この発表の他の部分はIBM iのショップには直接関係はありませんが、Linuxのショップには関係が有ります。IBMは長い間Power Systemsマシーン上のIBM i、AIX、及びLinuxオペレーティングシステム間で仮想化レイヤーを有してきました。ユーザーがこれらのマシーン上で論理区画無しに稼働させているときでさえ、全くのベア・メタル・モードではなく、PowerVMハイパーバイザーが潜在して稼働しています。IBMはLinuxマシーンのパフォーマンスを高めるためにOPALと呼ばれるファームウエアのセットを構築しました。このファームウエアによってLinuxがベア・メタルのPower8上で、あるいはPowerKVMハイパーバイザー上の仮想化マシーンで稼働することができます。この新OPALファームエアはPower S812L、Power S822L及びPower S824Lマシーン上で出荷されます。

製品レターannouncement letter 915-050では、種々のPower7とPower7+プロセッサーモジュールとコアのアクティベーションの終了が発表されています。従ってこれらのプロセッサーをベースにしたPower 710、Power 730、Power 740、Power 770、Power 780、及びPower 795マシーンが終了します。Power 7世代でLinuxのみを稼働させることができる諸々のPower Linuxマシーンもまた11月に終了します。また種々のSSDが終了し、古いマシーンからPower7及びPower7+へのモデル及びフィーチャーコンバージョンの多くが終了します。今回、多くのマシーン、フィーチャー、コンバージョンの終了がこの製品レターに挙げられているのでPower7あるいはPower7+マシーンを使用しているユーザーあるいは移行を考えているユーザーは一覧する必要があります。

発表レターannouncement letter 915-041では、WebSphere Portal V7.0の終了とそれらのサポートを2015年4月30日で終了することを発表しています。これには異なる機能レベルによるWebSphere Portal のリリース:Server、Enable、Express、Extend、Content Management、Mobile Portal Accelerator、Content Accelerator、Collaboration Acceleratorが含まれています。また、これにはIBM i、AIX、Linux、Solaris、Windows、z/OS用に作成されているソフトウエアのエディションが含まれています。その1年後、2016年4月30日にはこれらのWebSphere Portalプログラムのテクニカルサポートが終了します。

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