2017.02.23
Dan Burger 著

テープの罠からの脱出

IBM iのストレージ戦略は、依然としてテープに依存しています。 IBM ミッドレンジ以上でみても、すべてのデータの約75%がテープで保管されています。代替製品が登場し、管理しやすく、より安価になっても、古い習慣はなかなか改まらないものです。代替製品の良い例として、 LaserVaultの設計によるUniversal Backup Device(以下:UBD)があります。この製品は元来、テープ装置として認識されるIBM i用バックアップアプライアンスです。現在では、VM環境においても動作するようになっています。
VM統合は、LaserVaultアプライアンスの費用およびX86サーバーの費用を削減します。その額は、およそ6,000~8,000ドルになります。新しいハードウェアを入手してラックに入れる代わりに、仮想マシンをスピンアップして、ディスクを追加するだけになります。

製品情報03

UBDは、デジタル ファイル形式で、ドラッグ&ドロップのグラフィカル ユーザー インターフェースであるために、物理テープと比べて管理が容易です。テープの管理は面倒で、移送と保管にコストも掛かります。UBDはディスクへディスク バックアップを作成し、デジタル形式でインターネットを経由してコピーすることが可能です。ほとんどの企業で使い慣れているテープ コマンドと同じものを使用できます。
テープ カートリッジを取り扱う代わりに、ファイルまたはファイルのセットである、テープ イメージを使用します。それらはWebインターフェースを使用して、保護、削除、有効期限の変更、新たな場所へのコピーを行うことができ、また、バックアップ全体(たとえば、毎日、毎週、および毎月)をインターネット経由で複製することも可能です。最大の利点は、やはりファイルをリカバリーするのに要する時間の短さということになるでしょう。デジタル ファイルでは、検索を緻密に行うことができ、リカバリー作業は、テープからの復元に要する時間の何分の1かで完了できます。
データのレプリケーション、暗号化、およびデータ ディデュプリケーション(重複除去)機能はデバイスに組み込まれており、メーカーによると、UBDのファイバー・チャネル(FC)での書き込みスループットは409 MB/sと、非常に高速であるとのことです。
「VMを使用していると、何でもVMを通じて管理したくなるものです。そのため弊社製品は、そのように機能するようになっています」と、LaserVaultおよびその親会社であるElectronic Storage Corporation社CEOのBrad Jensen氏は述べます。
UBDは、VMware、Microsoft Hyper-Vなどの広く用いられているハイパーバイザーに対応しています。さらに、複数のVM上で使用できるため、複数のLPARを機能的に別々にしておけるようになります。また、そうした環境では、ストレージ エリア ネットワーク(SAN)またはネットワーク接続型ストレージ(NAS)が使用されることも多いですが、UBDはそれらにも対応しています。
価格は、UBDソフトウェア単体で8,500ドルから。別途、インターフェース カードが必要で、価格は約1,500ドルです。インターフェース カードは、1ポート、2ポート、3ポート、または4ポート付きから選んで購入できます。追加のポートは、1ポート当たり約2,500ドルとなっています。インストールにヘルプが必要な場合は、LaserVaultにより1,250ドルで提供されます。一部のベンダー製品では容量制限ベースで料金が追加されますが、LaserVaultには不要です。LaserVaultでは、アプライアンス ベースでのUBDの販売を続けています。

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