2017.04.07
Alex Woodie 著

Access Client Solutionsの新機能

先週、IBMは、IBM i 7.2および7.3オペレーティング システム向けの新たなテクノロジー・リフレッシュを発表しました。そして、意欲的なIBM iプロフェッショナルが3月17日に使用を開始すると思われるのが、Access Client Solutionsの新機能です。このJavaベースのインターフェースは、従来製品で提供されていたすべての機能を提供するわけではありませんが、他のどの製品にもない機能がいくつか備えられています。

ご存知かと思いますが、ACSは、従来のクライアント製品の新たな戦略的な後継製品としてIBMが2012年8月に発表した、どこでも実行できる新クライアント製品です。この製品に含まれる機能としては、IBMのHost-On Demandをベースにしたフル機能の5250エミュレーター、5250プリンター エミュレーション、データ転送機能、IFS、スプール ファイル、およびメッセージ キューを表示する機能、およびLANおよびHMC管理のための仮想コンソールなどがあります。

ACSは、管理者、ユーザー、およびデータベース エンジニアの間で広く使用されており、また、Javaで記述されているため、Windows、Linux、およびMacOS上でも動作します。このソフトウェアは、IBM iサーバー上の共有ネットワークドライブからアクセスすることも可能であり、デスクトップやラップトップにバイナリをダウンロードしてインストールする必要がありません。実際のところ、ACS環境を中央管理することでメンテナンスのプロセスが簡素化される点は、このツールを使う大きな利点の1つとなっています。

IBMは、IBM i 7.3 TR2およびIBM i 7.2 TR6(発表レターはそれぞれこちらこちら)で、このツールの「出力スプール ファイル」コンポーネントにおけるフィルタリング機能の強化など、いくつかの新機能を追加しました。「これにより、ユーザーおよびシステム管理者は、ユーザー プロファイル、ジョブ、またはその他のフィルター オプションに基づいて、スプール ファイルのリストを簡単にフィルタリングして、探しているファイルを見つけられるようになります」とIBMは述べます。

さらに、Run SQLScriptsインターフェースのSQLのフォーマット機能のアップデートにより、ACSのデータベース機能も強化されています。Run SQLScriptsインターフェースは、IBM i Navigatorを使用していた開発者、管理者、およびエンジニアにはお馴染みでしょう。

最後に、CLコマンドで必要なパラメータの入力支援のために設計されたCL Prompterインターフェースに、新たな機能が追加されました。複雑なCLコマンドで正しい構文を見つけることは、ACSでも他のツールでも難しいため、この機能はIBM iユーザー コミュニティに歓迎されるはずです。

ACSには、IBM i Access for Windows、IBM i Access for Linux、およびIBM i Access for Webなど、IBMの他のIBM iインターフェースに備わっていた機能をすべて備えていないかもしれません。特に、IBM i Access for Windowsで使用できた一部のコマンドがACSでは機能せず、また、SCSプリンター ドライバーやToolbox for Javaツールも含まれていません。

しかし、ACSは、データベース ドライバーなど、そうした製品の一部(すなわちIBM i Access for the Web)では入手できないものをいくつか備えています。ただし、JDBC、ODBC、OLD DB、および.NETドライバーは、接続性のニーズに応じて、Windows Application PackageおよびLinux Application Packageと呼ばれるACSへのアドオンによって提供されます。

IBMではACSを、IBM iプラットフォームにおける戦略的なクライアント インターフェースとして位置付けています。IBMの主要なWebベース管理ツールである、Navigator for iおよびAdministration Runtime Expert(ARE)ツールとともに使用することで、ユーザーは、サーバーにアクセスするための強力なツールを手にすることになります。

IBM i 7.2 TR6およびIBM i 7.3 TR2のGA(一般向け提供開始日)は3月17日です。そして、ここで述べた機能強化はその日に提供されることになります。現時点でのACSの最新バージョン(バージョン1.1.6.2)は、1月16日にリリースされています。詳細および最新のACSのダウンロードについては、IBM i Access Client Solutionsのウェブページ(www-03.ibm.com/systems/power/software/i/access/solutions.html)を参照してください。

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