2015.09.28
Pete Massiello 著

一時ストレージを誰がどれだけ使用しているか

最近、ある会社のサイトを訪れたのですが、ディスク使用率の増加に関する問題が記載されていました。スタッフは GO DISKTASK レポートをすべて実行しており、何も大きくなっているようには見えませんでした。残念ながら、誰が一時ストレージを使用しているのか簡単にわかる方法はありませんでした。一時ストレージの使用量の表示は隠されていたので、ほとんどのシステム管理者はどこを見ればよいのかわかりませんでした。(1) 使用中の一時ストレージの量 (2) 最も使用されているジョブを確認する方法をご紹介しようと思います。

ほとんどの場合、一時ストレージはシステム上のジョブと関連付けられており、確実に増えていきます。この一時ストレージは、一時オブジェクト、一時インデックス、他の内部構造で構成されています。これを制御および管理できないと、ディスクがオーバーフローする可能性があります。システムが IPL されると、すべての一時ストレージが解放されますが、IBM は頻繁に IPL する必要はないと薦めています。ランナウェイ・ジョブがあり、一時ストレージを作成していただけという理由で、システム上のディスクが完全に満杯になっていたことがあります。問題は、今まで簡単に見つけられなかったということでした。

以下にあるのは、IBM i V5R4、6.1、または 7.1 のシステムの Work with System Status (WRKSYSSTS) コマンドの右上部分です。このパーティションには合計 1.7TB があり (System ASP)、現在 59.68% (System ASP の使用率) のディスクを使用しており、すべての ASP での総ストレージ (Total Aux Stg) は 1.7TB ということがわかります。System ASP と Total Aux Stg are が同じであるため、ASP が 1 つだけということもわかります。では、次の 2 行に注目してください。Current unprotected used は一時ストレージの 4,746 MB (つまり 4.7GB) です。これは現在使用中の一時ストレージの量です。maximum unprotected は前回の IPL 以降到達した最大量です。

技術情報01

では IBM i 7.2 システムの下の画面取りをご覧ください。WRKSYSSTS コマンドは、ストレージの Current temporary used と Peak temporary used を示しています。当然、これはもっと簡単に理解できます。前と全く同じことを示していますが、何かわかるようにラベル付けされています。

技術情報02

一番いいものを最後の楽しみにとってあります。使用中のストレージ総量はわかりますが、どのジョブが問題の原因なのかわかれば、本当に便利です。現在 IBM i 7.2 では、Work with Active Jobs (WRKACTJOB) コマンドを使用して F11 (ファンクション・キー 11) を 2 回押すと、以下の画面が表示されます。

技術情報03

最後の列をチェックしてみてください。ジョブごとに一時ストレージがどれだけ使用中であるか簡単にわかります。一時ストレージの使用量でジョブをソートする場合、カーソルを Temporary Storage 列に合わせて、F16 を押します。

技術情報04

まず、一時ストレージがどれだけ使用中であるか、次にどのジョブが一時ストレージを最も使用しているか理解するには、確実にこのコマンドをシステムで実行する必要があります。またこれは IBM i 7.2 にアップグレードする十分な理由です。

Pete Massiello: 1989 年以降、システム管理とテクニカル・サポートを中心に AS/400、iSeries、IBM i を担当。自身の経歴を通して数多くの技術的な立場を保持している。世界各国の IBM i ショップにソリューションとサービスを提供する IBM Premier Business Partner である、iTech Solutions Group の社長。IBM の認証テスト作成チームのメンバーであり iSeries Design、Administration、Virtualization、Implementation、LPAR、および HMC 管理の認証に対する IBM 認証システム・エキスパートの 1 人である。Hofstra 大学のコンピューター・サイエンスの B.S、また New Haven 学の MBA を取得。2010 年から 2012 年まで COMMON の社長を務め、2014 年に再び同職に就く。COMMON の殿堂入り講演者であり、世界中のユーザー・グループで頻繁に講演を行う。2011 年に IBM は Champions award for Power Systems を設立。彼は最初の受賞者の 1 人でもあった。

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